乳腺腫瘍

ノジーナのお腹に乳腺腫瘍らしきものが出来てる。
気付いたのは去年の2月頃。
その後、大きくなったり小さくなったり消えたりしたので
一旦は乳腺の炎症かもしれないと言う結論になった。

前々から発情後に乳腺がパンパンに張っちゃってお乳も出る。
いわゆる偽妊娠という症状が毎回ある。
ノジーナは避妊手術も出産もしてない。

去年の晩秋あたりにまたしこりが出来て、
それからはずーっと小さくならず、少し大きくなっている感じだ。
こっちに来てから診てもらってる獣医さんにすすめられて
組織検査をすることになった。

 

    

２センチ位になっているしこりにストローのような器具を刺し、
組織を少しとって調べるらしい。
ノジーナは大人しいから局所麻酔で出来るというので決意した。
獣医さんは摘出したいようだけど、
そうなると当然全身麻酔プラス入院だ。
でももしそれが悪いものだったら、ノジーナを助けるのは摘出しかない。

私は手術は極力避けたいと考えている。
ノジーナの年齢と麻酔のリスク、
そして何より治療の意味を理解出来ないノジーナの苦痛を考えるからだ。
手術すれば命が延びるかもしれない。いや、多分伸びるんだろう。
だけど、もし万一麻酔事故があれば
ノジーナは訳のわからない恐怖を感じたまま死んでしまうかもしれない。
手術自体が身体に影響を与えるかもしれない。
もし、手術をして、成功して、それで伸びる命がわずかなものであれば
ノジーナに理解できない苦痛を強いるのはどうなんだろうか・・・

 

検査して残り少ない命なんだとしたら、
ノジーナがしたいように、ノジーナに何の苦痛もないようにそばにいて、
精一杯愛して送ってあげるのが一番いいのではないだろうか。
痛みがあればそれを取るために投薬するとかはしても。
そして場合によっては安楽死させる事も覚悟しなければならないかもしれない。


とにかく犬には治療の意味がわからないのである。
治療にともなう苦痛が自分の為なんだって、理解できないのだ。
注射や手術の痛み、飼い主と離れて病院の狭いケージに何日も
閉じ込められて、なんでそんな目に遭わされるのか・・・
しかも心から信頼している飼い主に。
そんな風にしか感じないのである。

まだ検査は先だ。
検査してみなければ悪性なのかどうかもわからない。
ただこの先、いつかはそういう決断をしなければならない時がくる。
検査自体するかどうか悩んだ。
自然のままに生きさせてあげるのがいいんじゃないかとも思うから。
もし悪性でも手術しないのであれば、検査する必要もないのでは・・・とか。

検査も手術も犬より飼い主の気持ちの為のような気もする。

そのしこりがあるが為に歩けないとか痛いとかという苦痛があるのなら
また変わってくるが、何ともないのであれば・・・
ノジーナにしてみればそのままほっといて欲しいんだろうな、って思う。



だけど・・・・

 

救ってあげられるかもしれない命を救わなくていいのか・・・

いや、ノジーナがいなくなって自分が辛いだけなんじゃないのか・・・
だってノジーナは｢死」という事すら理解出来ないのだから。

 

 

結論が出せないまま時が過ぎてしまう気がする。
検査は今月末。
最悪の結果が出た時、
それを受け止めることが今の私に出来るのだろうか。

 

 

 

コメント 8

あ～、私も同じことを考えています。
以前に飼っていた、プードルは子宮蓄膿症で、手術したのですが、もう１２年生きていて、手術して１～２週間で死んでしまいました。
確かに食欲なくってそのままでもすぐに弱って死んでしまったかもしれませんが。
人間だって、治るという希望があるし、お医者さまへの信頼があったり、周りの人の応援があるから、入院も手術も思い切れるのに、犬には何も知らされませんから・・。そのこと考えるとtonpoo さんと同じ考えでいます。
でも、今、そういうことに直面したらわからないけれど。
うちの子は、いまだまともにお医者さんにかかったことないのですが、買った犬屋さんに来てる獣医さんに言わせると、獣医さんの中にはやたら手術をして臨床結果を多く持ちたい獣医さんもいるから気をつけなさいって言われました。
避妊やきょせい手術のことを言ってるのかもしれませんが。
もし、心配なら、別の獣医さんの見解も聞いてみたらいかがでしょう？
いずれにしても後悔したくないですものね。ノジーナちゃんがしゃべれたらどうしてほしいのかしら・・？
じっくり結論だしてくださいね。
by (2006-06-21 01:25) 

愛するペットの病気は悩みますよね。
組織検査の結果を聞いてから、悪性だったら別の病院でも診てもらったらどうかしら？
先生によって言う事も言い方も全然ちがうものだから・・・。
私はNICOの前に６年飼ってたウサギ、
最後は酸素室に入れる事しかできないって言われて、泣きながら病院から連れて帰ってきました。
どんなに苦しそうでも一緒にいてあげたかったからです。
それでもね、その後、先生が言ったより長く生きてくれたんですよ。
私はそれがとってもうれしかった。
先生の言う事は絶対じゃないし、tonpooさんの気持ちを大事にしてくださいね。
by 由希ん子 (2006-06-21 12:34) 

ウサギは胃が動かないと悪玉菌が繁殖してそのまま
弱ってしまうのですが、ウチのうさ達も時々何も食べずに
動かない時があるので、いろいろ考えてしまいます。
大事なのはその子がどんな形であれ天寿を全うさせて
あげる事が飼い主の務めだと、この子達を迎え入れた
時から思うようにしています。
不安はつきないかと思いますがノジーナちゃんに何事も
ない事を祈ってます。
by ＴＡＫ (2006-06-21 23:17) 

ほんとに犬がしゃべってくれたらと思いますね。
「この医者下手だからイヤだ」とかね。
じっくり考えてあげてくださいね。きっとその気持ちがノジーナちゃんには嬉しいと思います。

昔実家で飼ってた犬も、似たようなしこりができてましたけど、
お年だったので、手術はしませんでした。ただ、犬種も環境も避妊手術の有無も違うから、やっぱり飼い主が考えないといけないんですよね・・・・
ほんとにしゃべってくれたらいいのに・・・・
by AZUL (2006-06-22 11:33) 

tonpooさん
　大丈夫ですか？
　tonpooさんまでもが体を悪くしないでね。
　ノジーナちゃんも心配だけど、tonpooさんの事も心配です。
by chocotan (2006-06-26 20:24) 

みなさま、nice!＆コメントありがとうございます。
レス、遅くなってごめんなさい。

＞kappappiさん
　友達の実家にいたプードルも乳腺腫瘍が出来て、
　良性だったのだけど歩けないほど大きくなってしまいやむなく手術。
　もう１３歳の高齢だったからか、術後メタメタと弱っちゃってまもなく
　亡くなってしまったそうです。
　kappappiさんのプーちゃんは手術の経過不良だったんですかね？
　ノジーナが以前お世話になってたトリマーさんちのシーズーは
　11歳で蓄膿症の手術したけど元気で生きてるし、一概には言えないと
　思いますが不安です。それぞれ性格なんかもあるしね。
　長野で診てもらってた獣医さんも腫瘍なら手術しかないけど、
　飼い主さんの考え次第といわれました。検査についても同じ事言ってたので
　今の獣医さんも信頼は出来ると思うんですけどね・・・決意が出来なくて。

＞由希ん子さん
　ウサギちゃん、可哀相でしたね。
　私ももし手の施しようがないって言われたら由希ん子さん同様連れて
　帰ります。家がいいに決まってるもん。
　すこし長く生きれたのも、由希ん子さんと家にいれたからですよね。
　今から悪性だったら・・・って考えてても仕方ないので・・・でも心配＾＾；

＞TAKさん
　何よりノジーナがどう感じるかだと思うんですが、いつも葛藤です。
　この写真を撮った時より若干小さくなった気がするんですけど・・・・
　このまま悪くさえならないでくれたらと祈る思いです。

＞AZULさん
　せめて犬が治療の意味を理解出来たら・・・ってホント思います。
　あと動物の場合、手術も入院も付き添えないのが嫌ですよね。
　飼い主がいると興奮してしまうからかもしれないけど、すごい心配。
　乳腺腫瘍自体は珍しくないんですよね。
　実家のワンちゃんはその後どうでしたか？ほとんどは良性らしいですね。
　ゴンタくん、元気ですか？

＞ちょこたん
　心配してくれてありがとう。
　こんな弱気な飼い主じゃノジーナも心細いよね＾＾；
　いよいよ検査は明日。今日はノジーナとずっと家で怠けるつもり。
by tonpoo (2006-06-27 13:39) 

心配ですね。どの選択が一番ノジーナちゃんにとって良いのか。。。
たくさん考えてあげてくださいね。
大事な命だから。。。
by (2006-06-27 21:27) 

＞マダム
　超遅レスごめんなさい。
　悪い結果が出た時こそ私がしっかりしないとですよね。
　けど、正直自信ないです・・・
by tonpoo (2006-07-02 04:36)